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スタジアムは地鳴りのような歓声と熱気に包まれた
九回、絶対的エース田中将大投手の登板がアナウンスされると、
スタジアムは地鳴りのような歓声と熱気に包まれた。
おめでとう東北楽天ゴールデンイーグルス!
宮城の夜空にこだました歓喜の声は日本人、みんなの声でもあったよ。
◆関東地区では45・3%
試合終了後に楽天ナインが歓喜に沸いた午後9時58分での瞬間最高。
仙台地区では9時55分の60・4%だった。
3・11東日本大震災から2年7カ月。
復興へと歩み続ける被災地に野球の神はほほ笑んだ。
被災地に勇気の輪が広がったそのとき11・3。
肩を抱き合い、涙を流して喜び合った悲願達成の瞬間、
被災地に勇気の輪が広がった。
改めて、忘れることができない日付となったのでは
ないでしょうか。
野球の神はちゃんと考えて微笑んでくれましたね。
「11・3」という日付、個人的には身が引き締まる思いでした。
なにか頭をパーンとはじかれて
「復興はまだまだ、他人の顔してんなよ」
と、我を戒める忘れない日となりました。
◆決して楽な戦いではなかった最終戦
・第6戦では絶対的エース田中将大投手の連勝記録が
30でストップした。
160球完投しながらも黒星を喫した。
一筋縄ではいかない、そうは問屋がおろさない。
・最終戦は待ちに待った九回。
田中のまさかの登板に盛り上がりはピークを迎える。
しかし、1,3塁走者を置いての2アウト、
昨日のこともあり、絶体絶命のピンチが皆の脳裏によぎった。
心臓が口から飛び出そうな壮絶な緊張感の中、きめてくれましたね~。
田中が三振で激戦を締めくくりガッツポーズ!
被災地の夢が今ここに結実した。
◆「77(星野仙一監督の背番号)」優勝セール
・七十七銀行は5日に金利上乗せの定期預金キャンペーンを始め、
1月末まで続ける予定
・仙台三越:石巻・桃浦産カキを200グラム770円で販売(3日間の予定)
・藤崎:77万円の星形ダイヤモンドなどを販売(4日間)
ほか、仙台パルコ、エスパル仙台店、イオン、ダイエー仙台店は生鮮・加工食品の
77円均一商品ほか衣料品2~1割引きや770円均一セールなどを実施する。
未だ、被災地では28万人余の避難者が仮設住宅で暮らしています。
★球団創設9年目で初の日本一に輝いた東北楽天ゴールデンイーグルス。
また、球史に新たな伝説が刻まれました。
振り返れば、星野監督が就任した11年に東日本大震災が起きたのです。
地元に戻った選手らは、被災地を慰問し惨状に息をのみ、
「野球をやっている場合なのか」
と悩んだそうです。
しかし、星野監督は「勝ってファンを喜ばせるんだ」と前を向かせた。
そこからスタートです。
以来、被災地の人々を試合に招くなど交流を重ね、地元と球団が支え合ってきた。
当時選手会長だった嶋基宏捕手は「見せましょう、野球の底力を。野球ファンの底力を」
と力強く呼びかけた。
それから2年後のことし、その思いを現実のものにしたのです。
(※一部「沖縄タイムス社説」引用)
今回、楽天優勝は復興への希望のメッセージ。あらためて、この機会に日本人ひとり〃が考えていこうではありませんか。